四谷千枚田・鮎滝 [田舎暮らし]

四谷の千枚田に出かけた。
千枚田で作る米の五平餅のパッケージの
打ち合わせと見学にお伺いした。

鞍掛山麓千枚田保存会の小山舜二さんは
イギリスBBCやCOPと
忙しそうに動いていた。

201.JPG

棚田では田植えも始まり、
水がはられた田の上を
鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいる。

帰りの食堂で
「今日はお父さんが鮎滝の当番です。
いかがですか。」のお誘い。

鮎滝を眼下に見下ろす場所から
鮎が滝壺から
ひっきりなしに跳ね上がる様子がうかがえる。

鮎滝1.jpg

近づけば、こちらから質問する前に
笠網漁の説明がとぎれない。

笠網漁は約400年前
丸木流しの障害になっていた岩盤を切り開いた功により
地元村民に許可されたものだという。
滝を跳ね上ろうとする鮎を
2間ほどの柄の網で掬い取る。

鮎滝2.jpg

今日は大漁。
捕れない日は丸一日かけても10匹程度のこともあるという。
捕れそうな日は朝4時から
いそいそと漁場まで出かけてしまうという。
それにしても今日ほどの大漁は珍しく
仲間たちに見に来るように連絡したという。

しかし、やってきたとしても
漁をする権利は村人でも当番の4軒だけ。
今日の大漁は
常日頃のこころがけがよいからだと
自慢するという。
次の当番は10日後。
それまでのこころがけで
次の取れ高が決まる。

大漁の鮎はどのように処理するのか尋ねたら
4軒で山分けし、その後は
娘たちに連絡して分けるという。

しかし、娘たちは
はらわたを出し、唐揚げしたと
連絡しなければ取りにはこない
来れば来たで、全部持って行ってしまう
と、文句を言う。
そのわりには満足げだった。


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