今日の出会い[2] [顔]

最近、何もかもが顔に見えてしかたがない。

そう43号」が発刊した。
インクの匂いがする誌面を眺めていると
またもや顔が現れた。

106頁の「野草料理・青みず」の
青みずの葉先と茎のお浸し
撮影したときも、レイアウトしているときも
そんなことには気づかなかったのに
一旦そう見えると
そうとしか見えなくなってしまって
やっかいなものだ。

野草 顔.jpg

この器は長辺40cmはある大皿。
手で延ばした粘土に
鋸の刃の切れ端で十字をいれたもの
その縦線が鼻筋に見える。
その上、
振りかけた鰹節が目玉に見えてしまうのだ。

しかし、確認しておこう。
この写真は野草料理のためで
間違っても顔ではない。

念のため、ゲーテ高橋さんの
野草料理の人相図ならぬ
「青みずの葉先と茎のお浸し」の
解説を記しておこう。

湯谷田ノ島の川原の草むらの中で、隠れるように生えていた青みずは、平地の植林の北側の淵や、湿気の多い溝のふちに群がって生える一年草。
 茎は根元の方から丁寧に皮をむき、二、三センチに折る。サッと洗い、少々の塩を入れ、茹でて水にさらすと見事な翡翠色になる。水切り後、器に盛り、薄味のだし汁で味付けし、鰹節を天盛りにする。シャキシャキとした食感と青みずの淡い旨味が、口の中に広がる。
 葉はきれいな緑色で見るからに美味しそうだ。葉のみを摘み、水洗い後サッと茹でて水にさらし、灰汁を抜く、軽く水を切り、ザク切りにし器に盛る。薄味のだし汁をかけ、鰹節を天盛りにする。歯ごたえのある食感が心地良い。
 なお、今回食した青みずとは別に、アオミズと呼ばれる山菜があるが、こちらの和名は「山時ほこり」。茎の上半身が一方に傾く。
 青みずも、大きさ、葉の様子はミズナに似ているが、葉は亀の甲状で、ずっと巾が広い。茎は一方に傾くことはなく、全体に緑色で、太く水っぽい。


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