にわか百姓です [田舎暮らし]

百姓とは、今では差別用語で
放送禁止用語らしい。
 
網野善彦によれば、
そもそも、百姓とは農民を表す言葉ではなく
古代には「百姓」と書いて
「おおみたから」あるいは「たみ」と読まれ

「郡司・百姓・不善輩」という用法もあり
官職・位階をもった官人・郡司と
犯罪者や賭博などに興じる人をのぞいた
「普通の人」を指す言葉

百には「あらゆる」の意味があり
性には、血縁集団や、職能を表す
つまり、あらゆる性を持つ人々
あらゆる職能が本来の意味で
農民の意味はまったく含まれない

それが「農民」を指すようになったのは
年貢が、基本的に水田・畠地に賦課されたことにより
百姓を農民と思いこんでしまったのだ

中世には「地百姓」という言葉は
「都市民」を指していたという

それが、とうとう放送禁止用語にまで
落としこまれてしまった。
最近の言葉狩りには困ったものだ

そんなことはどうでもいいのだが
湯谷の家には毎週土曜日にでかける
最近昼食を麺類にすることが多く
敷地に葱などを植えておけば
薬味を毎回持っていかなくてもいいと
気楽に喋ったところ
妹から,葱だけでなく
南瓜、ごうや、茄子、西瓜、紫蘇などの苗を
諸々もいただいた

そこで、草を刈り

草刈り.jpg

苗を植え

苗.jpg

にわか百姓のまねごとと相成った

苗2.jpg

しかし、心配は猪
はたして収穫までたどりつけるか
さりとて
プロの農家でもないのにフェンスまでつけるのは

徒然草のように
「少しことさめて」しまう

あてにすることもなく
百姓の本分でもある
「都市民」で「普通の人」の
楽しみに止めておこう

山葵.jpg

そうそう
湯谷の家の横を流れる沢には
山葵も生えている。
蕎麦を持参する友は遠来からでも
歓迎いたしますぞ



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