星野昌彦 第16句集 虚空領 [デザイン]

星野昌彦 第16句集 虚空領が刊行された。

虚空領表紙箱.jpg

装幀は題名の「虚空」から

ただ雲が浮かぶ
何も無い空ではないく

人の住まう空間の向こうに
ぽっかりと抜けた無限の広がり

などと
かっこいい言葉を言えれば良いのだが
そうではない

実は
新しいカメラを買った
そこで
試し撮りをと

土曜の昼下がり
最近は歩いて通う床屋の
片道45分
往復の道を変えシャッターを押した

その中から8枚を
ケース・表紙・見返しに使用した

虚空領表紙.jpg

虚空領見返し.jpg

本文はいつもの通り
1頁に二句
全500句

虚空領本文.jpg

それにしても
最初の二句が

虚空領蛙飛び込む水の音
菜の花や月は東に虚空領

であることには驚かされる
パロディであることは分かるが
これを堂々と初句におけるのは
この10年
毎年一冊の句集を発行してきたことの
大きさなのだろう

つくづく
多作であることの大切さを教えられる
作品を吟味し
結果寡作であることは
一見尊いかに見えるがそんなことはない

「量は質を凌駕する」

細かいことにこだわる
寡作は貧相だ









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