タイポグラフィ ブログトップ
- | 次の3件

鳥居と社の掛け軸 [タイポグラフィ]

昨年、JAGDA中部による展覧会
「式年遷宮・再生 日本のこころ」に出品した
作品が帰ってきた。
とは言っても、
時間が合わず、とうとう会場にも出かけられず、
出来上がった作品とは初めての対面だった。

鳥居・社.jpg

神宮で使われる、いわゆる伊勢和紙に
直接プリントしたもの。

鳥居と社を筆で文字を書くように
描いてみた。

いつも思うのだが
デザイナーが展覧会用に作品を作ることに
どのような意味があるのだろうか。

いつも、疑問を抱きつつ制作している。
納得できる答えはでないが
説明に堕さず
自分らしい表現につとめている。




コメント(0) 

2013 韓国国際ポスター展 [タイポグラフィ]

来月開催される「2013 韓国国際ポスター展」の作品を発送した。

この展覧会は
韓国、中国、日本、台湾、ポーランドのポスターデザイナー300名による招待部門と
ハングルを創ったことで知られる世宗大王を讃え新設された
韓国国内からの公募部門「世宗賞」のコンペティション作品で構成される。

私は、招待部門での出品に加え、
日本に二名割り振られた
「世宗賞」の審査と、会期中に開催されるシンポジウムのパネラーを担当する。

デザインというものは、基本的に東京中心である。
それは、20年以上前に結成された東京タイポディレクターズクラブの例をみても明らかである。
私はその創立メンバーの一人だ。
創立当時、80名でスタートしたが、
関東圏以外のメンバーは、私と京都に一人の、あわせて二人だけだった。

知っての通り、私は東京に比較すれば片田舎の豊橋に住んでいる。
東京に仕事で行くことはあっても、住んだことはない。
東京中心で行われているデザインの動向には、興味もなければ、知識もない。

そんな私に、
「世宗賞」の審査と、会期中に開催されるシンポジウムのパネラーの招聘である。
私以外は、経験も知識も、そして話術も、優れものばかりだろう。
おそらく、期待されるのは、グローバルな視点でのデザイン観ではない。
そんな、時代に関係なく、独自に歩む、デザイナーの視点が求められるものだろう。
と、勝手に決めつけ、何の準備もせずに、自然体で出かけるつもりだ。

私の出品作は以下の2点。

ブログ鳥.jpg
ブログ雲.jpg

果たして、これがポスターといえるものだろうか、
と、思いつつ、送った。
送ったあと、いつも「これで良かったのか」
と、不安になるが、
自信満々な仕事に結果がついた記憶はあまりない。


コメント(0) 
- | 次の3件 タイポグラフィ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。